皆さま、こんにちは。サイクロア代表Nでございます。
自民党安倍派を中心に、パーティー券を利用した裏金作りがニュースになっています。
私のようなディスコ世代にもパーティー券はお馴染みですが、こんなパーティー券の使い方があったとは。驚きですね。
マイナンバーやインボイスなど、国民の所得を丸裸にするような政策を相次ぎ導入しておきながら、自分たちはせっせと裏金作りをしていたというのではシャレになりませんね。国民の負託に対する裏切りといわれても仕方ないでしょう。
どうして裏金にする必要があったのか。使途によっては脱税の可能性もあるわけですし、東京地検特捜部はしっかり捜査して解明してほしいですね。まあ、きっと使途は曖昧なまま決着するのでしょうが…。
そんな永田町のセンセイ方の裏金ニュースが飛び交う中、アメリカロサンゼルスからまったくレベルの違うすごいお金のニュースが飛び込んできました。
オオタニがLAドジャースと10年7億ドル、さらにオリックスからメジャー挑戦を表明していた山本由伸が同じドジャースと12年3億2500万ドルで契約合意です。
来シーズンはロサンゼルスがアツくなりそうですね。
オオタニの7億ドルは、プロスポーツ史上の最高額ともいわれております。
元々はメジャーリーグ初の5億ドルプレーヤー誕生か、などといわれていたのが、一気に跳ね上がりましたね。そして、驚くのが契約金額の97%を引退後の後払いにしたこと。元々そんなにお金を使うことも無い様子ですし、スポンサー収入もあるでしょうから3%でも十分なのでしょうね。
裏金作りに忙しい永田町のセンセイ方は、オオタニの爪の垢でも煎じて飲んでみてはいかがでしょうか。
そしてもっと驚いたのは、山本由伸です。まだメジャーで一球も投げていない投手に、この評価とは。しかも12年の長期契約。NYヤンキースのコールをも超える投手史上最高の契約金額だとか。
これ、期待に応えられなかったときはかなりのバッシングになるんでしょうねぇ…。日本のエースに限ってそんなことはないと信じたいですが。
それにしても、日米のプロスポーツの年俸格差には驚かされますね。これでは皆さんアメリカへ行ってしまうでしょう。もちろん行けるだけの実力がある前提ですけど。
ゴルフでも実力ある若者はどんどん海を渡って行っています。
アメリカの人口はおおよそ日本の3倍ですので、GDPも3倍くらいが妥当なのでしょうが、現在は約4倍に離されています。日本がデフレで苦しんでいる間に差が開いてしまいました。
オオタニや山本由伸の契約金額を見ていると、プロスポーツの経済規模の格差は4倍どころでは済まない気がしますね。
日本経済自体が成長するのはもちろんですが、もう少しスポーツをエンターテインメントとしてお金を還流させるような仕組みが必要ではないでしょうか。過度な商業主義は日本のスポーツ市場には合わないのかもしれませんが、企業努力に頼るだけでは限界でしょう。日米の差は開くばかりです。
そしてアメリカへ行って驚くのは、デンバーのような地方都市にも普通に4大メジャースポーツのチームが存在すること。
デンバーなんて本当に小さな街なんですけどね。日本の感覚だと、この規模の都市でこれだけのスポーツチームが成り立つことが本当に不思議です。
来シーズン、プロ野球の二軍チームですが、新潟から新規参入があります。こういう動きがどんどん出てきて、日本全体が盛り上がるようになってほしいですね。
ちなみにこのデンバー、マイル・ハイ・シティともいわれまして、その名の通り標高1マイル(約1,600メートル)の高地にあります。
ここにあるのがコロラドロッキーズの本拠地クアーズフィールド。標高が高くボールが飛びやすいため打者有利の球場といわれます。打者有利のこの球場で史上唯一のノーヒットノーランをやってのけたのが我らが野茂英雄。未だこれが唯一の記録です。
当時、日本でもらえるはずの高年俸を蹴って、年俸約1,000万円でドジャースとマイナー契約しアメリカへ渡った野茂英雄。
オオタニも1年待てば高い年俸が保証されるのに、それを待たずに夢の実現を優先し1年早く海を渡りました。
経済規模がどーのこーのいっておきながらなんですが、私個人としては「金じゃなく夢を追う」的なこういう話の方が好きなんですよね。現在のいきなりな高額契約を見ていると、野茂の時代とは隔世の感があります。