皆さま、こんにちは。サイクロア代表Nでございます。
少し前になりますが、ゴールデンウィークはいかがお過ごしでしたでしょうか。
今年は日の並びが悪く、カレンダー通りだと最大4連休。弊社はカレンダー通りの営業でしたので、今回はそんなにゆっくりできませんでした。
そんななか、今年もGWにゴルフが2回も入ってしまいまして、前半は昔の同僚仲間と関東でプレー、後半は新潟へ帰省して恒例の同級生ゴルフを楽しんでまいりました。スコアは相変わらずでしたが、気の置けない仲間とのゴルフは楽しくていいですね。
基本月一ゴルファーの私、こんな短期間に2回も行くのはけっこう稀だったりします。
このゴルフ。昔はビジネスパーソンの嗜みのひとつのように言われておりましたが、最近はどうなんでしょうか。
若い人の間で軽いゴルフブームが起きているとも聞いておりますし、ビジネスとはまったく関係のないところで盛り上がっているのかもしれません。実際ゴルフ場では若い人も多く見かけます。
東京近郊のゴルフ場では予約を取るのも難しい状況だったりするのですが、これはネット予約の影響も大きいのでしょう。予約を取るのもキャンセルもネットで簡単にできますし、とりあえず押さえておく的な人も多そうです。直前になると空きが出たりするのはそのせいでしょうが、キャンセルされるゴルフ場にとってはいい迷惑です。
実は私、20年くらいのゴルフ歴があるのですが、歴が長いだけで腕の方はさっぱり、という状況です。月一ゴルファーの方で、似たような状況の方多いのではないでしょうか。上手くはないけど人に迷惑を掛けない程度では回れる、みたいな感じです。
その昔は、練習不足を理論で補おうと、様々なゴルフスイング理論を読みかじり、練習場で実践しては「掴んだ!」と言っていた時期がありました。この「掴んだ」は、要するに「ゴルフスイングの正体」なるものを自分なりに掴んだ、ということで、一時期私の口癖のようになっていました。そんなものは簡単に掴めるはずもなく、いまに至ります。
また、ある時は理論を詰め込み過ぎてアドレスで身体が動かなくなってしまい、中途半端なバックスイングでいきなり打ちに行ってチョロ、というようなこともありました。同伴競技者全員がズッコケたこの珍スイング、相撲でいうところの「手をつく前に立っちゃった」と評されたものです。懐かしいです。
年齢を重ねたいま、さすがにこうした珍事はありませんが、スコアは高止まりのまま安定してしまっている状況です。
どうすれば上手くなるのか。ラウンド回数をこなせばよいのでしょうが、そんな時間も経済的な余裕もありませんので、そんなときは理論でカバー、とまた堂々巡りに入りかけている今日この頃です。
改めてYouTubeを見てみたのですが、「シングルになりたい〇〇」のような個人のチャンネルから、プロのチャンネルまで数多くあり、まさにカオス。さまざまなゴルフ理論が発信されております。情報が増えた分、昔より混迷度が増している気がします。
「情報の豊かさは注意の貧困をもたらす」とは、ノーベル経済学賞に輝いたハーバート・サイモンの言葉ですが、ゴルフ理論をめぐる現状にこれほどぴったりな言葉もないと感じます。まさに名言。結局、なにに注意すればよいのか、私にはわからなくなってしまいました。
ちなみに、ゴルフが上手くなりたかったらYouTubeのレッスン動画は見てはならない、とも言われますが、私の知り合いでYouTubeで勉強して70台を出した方が2人います。益々わからなくなってしまいました。。

悩めるゴルファーが多ければ多いほど、ゴルフ関連の書籍が売れて、飛んで曲がらない(と宣伝される)クラブが売れて、YouTubeの視聴数も増えるという経済の好循環。こうなると、業界全体をあげてカオスを作り出しているのではないかと、疑いたくもなります。
溢れる情報に惑わされることなく、地道に練習と実践を繰り返していく。結局のところ、上達への近道はこれに尽きるのかもしれませんね。