皆さま、こんにちは。サイクロア代表Nでございます。
私が最近HPをチェックしている徳島のセレクトショップがありまして、今春も中目黒で『東京フェア』を開催するということで行ってまいりました。こちらの東京フェアに行くのは昨年に続き2回目です。ここでしか買えないショップ別注品のデニムや春物のアウターなど、いくつかのアイテムを購入させていただきました。
暑がりの私、春物のアウターなど出番が短いのでいつも買うか迷うのですが、朝晩を中心に少し冷え込む日に重宝しております。暖かくなって身も心も軽くなるこの時季。やはり新しい服は心躍りますし、積極的に出かけたくなります。
最近、個人的に気になっていることがあります。革靴の値段の高騰です。お洒落は足元から、などと言われますが、値段が高騰し過ぎてお洒落どころではありません。
個人の嗜みとして、たまにファッション誌などをチェックするのですが、掲載されている革靴は軒並みオーバー10万円という状況。まあ、ファッション誌に掲載されているのは高級ブランド品が中心ですのでこれは極端な例だと思いますが、それでも昔と比べて2倍くらいになっている感覚です。これでは「ちょいワルおやじ」も大変でしょう。
先日、久しぶりに伊勢丹メンズ館へ行く機会がありまして、買い物客でごった返すシューズ売り場をのぞいてきました。インバウンドの外国人観光客も増え、混雑ぶりに拍車がかかった感じです。
そんななか、昔ビジネスシューズとして愛用していた革靴が変わらず置いてあったので、うれしくなって手に取って驚きました。お値段、やはり当時の倍になっています。
昔はビジネスでスーツスタイルが当たり前でしたので、革靴を日常的に利用しておりました。最近はその機会もめっきり減りまして、使わないので革靴の傷みも少なく、購入機会も激減しておりますが、ビジネスに用いる靴としては少々高過ぎでしょうか。
インフレの時代。こんなところにも影響が、などと思っていたのですが、それにしても倍は高過ぎます。ブランドによっては当時からそんなに価格の変わらない革靴もあったりするので、原材料や人件費の高騰といった一律の理由というわけではなさそうです。
こんなときはChatGPTということで、価格高騰の理由をChatGPTに聞いてみました。
(概ね以下のような回答)
・いわゆる原材料費や人件費、物流コストなどの上昇
・ブランド戦略の変化により、あえて価格を引き上げて高級路線へシフトしている
・革靴の需要が減り、生産量も減っているため、高品質な靴はプレミア化しやすくなっている
個人的な見解ですが、ビジネススタイルのカジュアル化に伴い、革靴の需要が減っていることが大きいのでしょう。日常利用する人が少なくなれば、趣味性の方向へ舵を切るしかなく、無理やりにでも付加価値をあげていくしかありません。革靴メーカーには厳しい時代になりました。
セットアップスーツに白革スニーカーなんてスタイルが当たり前になった時代。クールビズでネクタイが不要になったのと同様に、革靴も同じ扱いにならないか心配です。いまやビジネスシューズ需要の中心はスニーカーといっても過言ではありません。
そんななか、先日たまたま目にしたファッション誌にローファー特集が掲載されていました。スニーカーの次に来るカジュアルシューズとしてローファーの人気が再燃しているとのこと。
私、20代のころに丸井で買ったG.H.Bassのローファーをいまだ持っていまして、久しぶりに収納から引っ張り出してしまいました。そんなに高級品というわけではありませんが、大事に扱って当時からよく磨いていましたので、まだ現役でいけそうです。

これからの季節、足元ローファーで久しぶりにアイビースタイルでも楽しもうかと、妄想している今日この頃です。