読書 2024

皆さま、こんにちは。サイクロア代表Nでございます。
寒暖差の激しい日々が続いておりますが、体調など崩されていないでしょうか。

最近、週末の長距離ランはランナーの聖地『彩湖』に出掛けているのですが、木々が色づいてまいりまして、すっかり低くなった太陽の光と湖とのコントラストも美しく、すばらしい景色のなか、束の間の秋のランを楽しんでおります。

私が住んでいるのは埼玉県南部の、いわゆる「東京のベッドタウン」というべき街でして、都内へ通勤するニューファミリーの流入による人口増が続く一方、少し離れるとこうした豊かな自然がひろがっていたりします。
なんの変哲もないベッドタウンなのですが、とある小説の舞台になっていると最近知りました。その小説『平場の月』といいまして、なんとすでに映画化も決まっています。

先日たまたま地元駅でのロケに遭遇しまして、この小説の映画ロケとあとから知りました。私の地元周辺でのロケが続いているようです。この辺りが映像化されてどのように映るのか。なんだかちょっと恥ずかしい気もしますが、公開されたら是非観に行こうと思います。
まだ読んでいないので、次に読む本は『平場の月』に決まりました。内容の方は、、大人のラブストーリだそうです。そういうの久しぶりですが、主人公に自分を重ねて読んでみたいと思います。

読書の方は現在、北方謙三の『水滸伝』に取り掛かっておりますので、読むのはそれが終わってから。今年もいろいろな本を読みましたが、シリーズものが多かった気がします。
高田郁の『あきない世傳 金と銀』は特別編を入れて全15巻、この『水滸伝』は全19巻の大作です。やっと13巻に入りましたので残り6巻。年内に読み終えたかったのですが、もう無理でしょうか。

高田郁といえば、以前読んだ『みをつくし料理帖』シリーズもよかったのですが、 あきない世傳の方がさらによかったです。商いの基本が詰まっている気がして、純粋に勉強になります。
こちら、いとう呉服店(のちの松坂屋)十代目店主の宇多という女性がモデルになっているとのこと。脚色されているとはいえ、江戸時代にこんな女性経営者がいたとは驚きです。

水滸伝は、言わずと知れた梁山泊に集結する108人の豪傑のお話。
北方謙三版の水滸伝は、構成からすべて見直し物語を再構築したとのことで、オリジナルからかなり離れた内容になっているそうですが、元々オリジナルを知りませんので、まったく違和感なく入っております。結構泣けると聞いておりますが、いまのところそこまで行ってないので、このあとに期待です。

泣けるといえば池井戸潤の『俺たちの箱根駅伝』。これは箱根駅伝ファンの方、必読の本だと思います。
池井戸潤は昔結構読んでいたのですが、主人公が次から次に試練に見舞われるパターンに疲れまして、最近はまったく読まなくなっておりました。
今回もそのパターンだろうと、手に取るのを迷っていたのですが、読んだら想像と違っていました。会社への行き帰りの電車内で読んでいたのですが、結構ヤバかったです。
それにしても、こんなに素晴らしいスポーツコンテンツが無料で見られることにあらためて感謝です。スポーツ中継が有料配信へと移行していくなか、お正月の風物詩として是非残して欲しいと思います。

そして今年、メルカリで出品というデビューを果たしました。
たまにやってしまうのですが、過去に購入済みの本を忘れて買ってしまうことがあります。読んでいて急に既読感に襲われ、在庫を確認したら昨年買った本でした。
少しマニアックなクルマの本でして、ブックオフにでも持って行こうかと思っていたのですが、安く買いたたかれるので、どうせならお好きな方にお譲りしようと、メルカリに出品してみた次第です。

私、買ったものを新品同様の状態で永く維持したい、という変な性癖がありまして、汚さないように慎重に扱うのはもちろん、梱包も新品の梱包状態を極力維持したりしています。自分でいうのもなんですが、メルカリに出品するために産まれてきたような人間とでもいいましょうか。
今回の本も、途中まで読んでしまったので未使用ではありませんが、状態はほぼ新品。おかげで買い手の方に大変喜んでいただき、高評価を付けていただきました。

あっという間に買い手がついたので、もっと強気の価格設定にすればよかったかなあとも思いますが、まあその価格も含めての売買満足度でしょうから、この辺りは徐々に勉強していくしかありません。

転売ヤーのような人も多くいますし、最近では返品をめぐるトラブルもあったメルカリ。使ってみると非常に便利でして、次はなにを出品しようか、山積みの本を見ながら絶賛思案中です。