働きやすい会社とは?

皆さま、こんにちは。サイクロア代表Nでございます。

先日、うれしいニュースが飛び込んできました。弊社社員の出産です。サイクロアでの出産第一号となりました。
8月末の予定日から遅れていたので心配していたのですが、無事産まれたとのことで安堵いたしました。
サイクロア設立からまもなく2周年というタイミングでの吉報。慶事が続くのはいいですね。

弊社はまだ社員数は少ないのですが、この業界にしては女性比率は高い方でしょうか。
女性が働きやすい会社というのは、多様な働き方をサポートする会社ということにも通ずると思いますので、そうなれるよう引き続き努力していきたいと思います。

サイクロア社員で共有すべき価値観のひとつに『互助(困っている仲間を見捨てない)』というのを掲げております。一見あたりまえのことのようですが、実践するのは実は難しかったりします。
助け合いの精神が浸透している会社や職場というのは、やはり雰囲気もいいですし、なにより安心して働けます。これは私自身の過去の経験からきておりまして、そのときに大切さを実感したんですよね。あたりまえですが、いがみ合いや言い争いばかり、というのでは雰囲気がよくなるはずもありません。
こういう社風をあとから醸成するのも難しいですし、個人的な資質による部分も大きいので、最初からこういう価値観を共有できる人とともに働きたいということで、わざわざ掲げております。

いまでは働くママさんも珍しくなくなり、公的な支援制度も充実してきておりますが、やはり現場での理解やサポートがないと仕事と子育ての両立は大変だと思います。ちょっと前にSNSでも論争になってましたね。
公的な支援制度がハードウェアだとすると、制度にあらわれない仲間同士の助け合いはいわばソフトウェアのようなもの。両方揃って有効に機能すると思うので、助け合えるような雰囲気づくりも含めて、サポートしていきたいと考えております。

話は変わりますが、皆さんはプロ野球の『リクエスト』をご存じでしょうか。セーフかアウトのきわどい判定に際し、監督がビデオ判定を要求できる制度です。
この制度、元々はメジャーリーグに導入された『チャレンジ』の日本版なのですが、本家と大きく異なる点があります。

日本では、最初のジャッジを下した審判自らビデオ判定を行うのに対し、本家のメジャーリーグでは第三者となる専門機関がビデオ判定を行います。どちらが厳正な判定を下せるのか、議論の必要もないでしょう。
実際に試合を観ていてもメジャーの方が納得性が高く、日本の場合は「えっ?」と思うこともしばしば。せっかくビデオ判定を導入したのに、判定に疑義が残るのでは逆にストレス溜まります。

最近、とある自治体の内部通報に関する問題が盛んに報道されておりますが、この『リクエスト』を思い出してしまいました。
せっかく内部通報制度があるのに、自身への通報内容を当事者本人とそのとりまきが検証していたのでは意味がありません。公益通報者保護法の主旨を理解していないのか、そもそも順法精神に欠けているのか。それが人事権を握るトップの行為だったわけですから、ご本人の絶望を考えると言葉もありませんね。大変痛ましい結果を招いたのは皆さんもご存じでしょう。

内部通報の内容は嘘八百で、誹謗中傷性が高く、公益通報に該当しないと知事本人は主張しておりますが、結果的にそうだったとしても、それを判断するのが当事者であってはならないと思います。
この自治体、要するに働く人の心理的安全性が確保されていない状態なわけで、こういう組織で働く人のモチベーションとか、心配になりますね。

早いものでサイクロア設立からまもなく2年。設立に際し強く思ったことは、みんなが安心して働ける会社にしたいということ。実際にそうなれているかはわかりませんが、共有すべき価値観を定めているのもすべてはこの理想実現のためだったりします。
社内では私もメンバーから好きなことを言われますし、弊社ではいまのところ心理的安全性はちゃんと確保されているでしょうか…。まあ、それを判断するのが私であってはいけませんね。