ジャパンモビリティショー 2023

皆さま、こんにちは。サイクロア代表Nでございます。

先日『ジャパンモビリティショー2023』へ行ってまいりました。
前身の東京モーターショーからコロナによる中止を経て、実に4年振りの開催です。個人的には前回参加していないので、6年ぶりの参加となりました。

場所はこちら東京ビッグサイト。

幕張メッセ時代の方が見やすくて良かったんですけどね。私の周囲もみな同意見です。この規模のイベントを開催するには、このハコは適していないでしょう。
各展示棟間の移動が大変で、ずっと歩いている感じです。当日、ガーミンの歩数を確認したところ3時間ほどの滞在で1万4千歩を超えておりました。ほぼゴルフ1ラウンドと同じですかね。なんとかしてほしいです。

そして当日、行って驚いたのが人の多さ。イマドキ、クルマのイベントでこんなに人が集まるとは驚きです。
入場までに2時間掛かったというような話も聞いておりまして、にわかには信じられなかったのですが、行って納得しました。
若者のクルマ離れが言われて久しいですが、若者の姿も多く見られまして、オールドクルマファンとしてはうれしくなりました。日本のクルマの未来も捨てたもんじゃありませんね。
まあその分、各ブースの混雑もハンパなかったのですが。

海外の出展メーカーは、東京モーターショーからの傾向ですが、日本市場の国際的地位の低下とともに減少の一途でして、今回もジャーマンプレミアムの2強、メルセデスベンツとBMW、あとは中国BYDの3社のみという寂しさ。
ベンツとBMWは、展示ブースもそんなに混雑しておらず、中国BYDの方が若者でにぎわっているという、オジサン世代には理解できない光景が広がっておりました。
ステータスとかヒエラルキーの象徴だったクルマですが、若い世代の間ではもはやそんなものには何の意味もなく、そしてEV専業の新興メーカーに対する抵抗感もない、ということなのでしょう。
オジサン世代の知らないところで、ゲームチェンジは進んでいるのかもしれませんね。

元気のない海外勢(中国除く)に対し、日本のメーカーのブースは各社どれも大混雑でした。
特にすごかったのがソニー・ホンダモビリティ。展示車が少なく、ブースが狭いというのもありますが、人が多すぎて噂の『AFEELA』は見ることができませんでした。

そんな中、気になったクルマをいくつか紹介させて頂きます。

まずはこちらマツダ『ICONIC SP』。大人気でしたね。カッコいいです。

我らの世代のデートカー、ホンダ『プレリュード』。これはぜひ市販化してほしいです。

私の好きなゲレンデヴァーゲン(Gクラス)も電動化されるようですね。内燃機関で乗れるのもあと少しということでしょうか。
安い中古でも探して乗ってみたいのですが、人気車種なので中古でも高いんですよね。。

最後はこちら、BMW『ビジョン・ノイエ・クラッセ』。
古き良きBMWを現代風に解釈したようなデザインで、最近流行りのパターンですが、これはこれでアリかなと思ってしまいました。BMWのデザインもどんどん酷くなっていくので心配していたのですが、ぜひこの路線で復活してほしいです。

その昔、『世界一美しいクーペ』と呼ばれたBMW635CSi。ランチアと並んで、今でも私の好きなクルマの中の1台です。
そして映画化もされた漫画『アイドルを探せ』で、主人公知香子の元カレで遊び人の永江君が乗っていたのもBMWでした。そこから私のミーハー心に火がつきまして、以来ずっとBMWファンです。
そのBMWですが、もはや醜悪レベルともいえるキドニーグリルの巨大化と反比例するように、日本での販売台数は落ち込みつつあるようです。おしゃれなクルマ、というイメージもまったく無くなりましたね。
もはや日本市場など相手にしていないということなのでしょうが、せっかく築いたブランドイメージです。このまま廃れていくのは勿体ない、そう考えるのは私だけではないでしょう。