身近な自動運転

皆さま、こんにちは。サイクロア代表Nでございます。

最近話題のチャットGPT。皆さんは試されましたでしょうか?
無料で一般に開放されたことで、一気にAIの利用が拡がってきた感があります。
今後はインターネットの検索技術などにも応用され、AIもどんどん身近になっていくのでしょう。

身近なものと言えば、先日の新聞で気になる記事を見つけました。ベビーカーの自動運転です。
クルマの自動運転技術を応用し、ベビーカーが自動で追走してくるというもので、例えば子供を抱っこしながら畳んだベビーカーを運ぶ、といったシーンでの使用を想定しているようです。
なるほどなぁと思ってしまいました。

ベビーカーに乗せて外出しても、結局大人しく乗っているのは僅かな時間だったというご経験、多いのではないでしょうか。こういう場合、子供の抱っこと畳んだベビーカーの運搬で二重苦になってしまいますので、自動追走のような機能があるとベビーカーを運ぶ手間が省け、結構便利かもしれません。

現実問題として、クルマの自動運転の実用化はハードルが高く、一般に広く普及させることは難しいでしょう。
だとすると、身近な課題の解決に応用することが現実解であり、自動運転技術そのものを身近なものにする契機となるかもしれません。
折角の技術です。一般に広く使われるようになった方が良いですしね。

さらに紹介されていたのがスーツケースの自動運転。
最近キャリーケースを引いている方が多いですが、通勤ラッシュで混雑する駅構内などではトラブルの元になりかねません。ごった返す通勤客を避けながらご主人様を自動で追走する、そんなスーツケースが現実のものになるかもしれませんね。

さらに、スマートウォッチならぬスマートリングも紹介させて頂きます。こちらは既に実用の段階に入っております。
私はランや睡眠など、日々の活動記録にガーミンのスマートウォッチを使用しておりますが、四六時中装着せざるを得ないため、時々その大きさがストレスになったりします。
リングであればそんなストレスからも解放されますので、スマートデバイスがもっと身近なものになるかもしれませんね。
Appleが発売すればきっと売れるでしょう。早く発売して欲しいです。

一方、便利になればなるほど気になるのが、人間が本来持っているはずの能力の退化です。

以前あったのですが、いつもの川沿いのランコースが工事中のため走れず、迂回の案内が出ておりました。川の位置を意識しながら迂回していたはずが、見たことも無い住宅街に迷い込んでしまいまして、川の位置も完全に見失い、焦ったことがありました。
10分程迷ったでしょうか。無事に見覚えのある道に出まして事なきを得ましたが、スマホも無く、地図も確認できず、かなり不安でした。

ま、夜の住宅街を汗だくの中年男が走り回る様は、住民の皆さんからみればもっと不安を与えるものだったと思いますが。。

空間認識能力と方向感覚の衰えを実感する出来事でした。
たまにはナビに頼らず、地図を片手に出掛けてみるのも良いかもしれませんね。

昔旅行で訪れたアフリカはケニアの国立公園。360度見渡す限りの大草原で現地ガイドに言われた一言が忘れられません。
「あっちが北でこっちが南。こんな簡単なことがどうして分からないんだ!?」