赤羽ハーフマラソン

皆さま、こんにちは。サイクロア代表Nでございます。

マラソンシーズン真っ盛り、いかがお過ごしでしょうか。と言っても、ご興味ない人にはまったく関係ないでしょうけど。

先日行われた大阪国際女子マラソン。ご覧になられた方も多いのではないでしょうか。
日本人トップでゴールテープを切ったのは、なんと早稲田大学のランニングサークル出身という異色のランナー、23歳の小林香菜選手。ついこの間まで(レベルは違えど)私と同じ市民ランナーだったわけですから、この結果には正直驚きました。
様々なスポーツで若手の台頭が著しいですが、女子マラソンでもまた楽しみな選手が出てきました。市民ランナーの星として、是非日本代表になってほしいです。

そんなマラソンシーズン真っ盛りの1月。今年初出走の赤羽ハーフマラソンを走ってまいりました。今回はその様子をお届けします。

ハーフマラソンは、毎年恒例の山中湖ロードレースに参加しているのですが、こちらは前泊の宴会込みで、どちらかというとお祭り的な位置づけ。それに対し赤羽は、家からも近く、荒川沿いの平坦コースということもあり、ガチの記録狙いと定めました。

元々は個人の趣味で始めたランニング。「ガチの記録狙い」などと宣うまでになったことに、深い感慨を覚えます。

ちなみに、今年もさいたまマラソンに出走予定なのですが、目標タイムは3時間半切り。いわゆる「サブ3.5」です。一般にフルマラソンのタイムは、ハーフマラソンのタイム×2+10分などと言われます。
この公式が正しいとすると、ハーフマラソンで1時間40分を切らないと、そもそもフルマラソンでサブ3.5は見えてきません。今回はこの1時間40分切りを目標に、出走してまいりました。果たしてその結果やいかに。

事前に送られてきた資料を確認すると、申込人数は全体で2,000人を超えておりました。そのなかで一番のボリュームゾーンは私の属する「ハーフ男子50歳代」のカテゴリー。600人を超える申し込みです。
1時間40分を切ったらこのカテゴリー100位以内は楽勝かな、などと考えていたのですが、そんな私の甘々な考えはスタート直後に打ち砕かれます。

スタート直後から周囲のランナーのペースが速過ぎてついていくことができません。後ろからも次々抜かれていきますし、自分がまるで最後尾を走っているかのような不思議な感覚。ショックでした。
それでも一生懸命ついていこうとしたのですが、手元のガーミンを見ると、事前に設定したタイムを大幅に超える明らかなオーバーペース。ついていくのを諦めて、設定ペースに落ち着いたのは3kmを過ぎたあたりでしょうか。

一般の市民ランナーとしては「ソコソコ速い部類」に入ると勝手に思い込んでおりましたが、井の中の蛙とはこのことでしょう。上には上が居ることを痛感しました。

それもそのはず。この赤羽ハーフ、事前に詳しく調べていなかったのですが、ガチな皆さんが集うレースとして知られているようです。そのため、お祭り的な要素は皆無。コスプレランナーも志村けんの「変なおじさん」スタイルの方が1名いらっしゃいましたが、他まったく見ませんでした。
出走者のレベル分けもABCの3段階とかなり大雑把でして、一般のランナーはB,Cの2グループのみ。同じBグループでもランナーのタイム差は20~30分はありそうです。サブ3のようなガチランナーも私と同じBグループで走っているわけですから、ついていけないのも当然でしょうか。

ちなみに、ハーフマラソンで30分のタイム差というのは、冒頭の大阪国際女子マラソンのトップランナーと私が同じグループで走るようなもんですから、そう考えると、どれだけ無茶なことか分かっていただけると思います。

その後、折り返し地点までは設定タイムをキープしながら走り続けておりました。前半の貯金もあって、折り返しで手元のガーミンをチェックすると目標を上回るタイム。このまま設定タイムをキープし続けてもよかったのですが、いけるところまでいってみようと後半は少しだけペースアップ。
それでも、人を抜くというより良くて並走、給水などで気を抜くと後ろから抜かれるという状態で、後半になっても皆さんまったくペースが落ちません。周囲のランナーのレベルが高過ぎて、ここでも自信を打ち砕かれます。

そんな状態でしたが、最後までペースを落とすことなく、なんとかゴール。手元のガーミンをチェックすると、なんと1時間33分台のタイムが表示されています。自己ベストの大幅更新となりそうです。
でも、結構いい記録だと思うのですが、嬉しさまったくありません。逆に大きな宿題をもらったような、そんな感覚でした。

最終的な記録の方はこちら。

種目別順位は出走512人中104位。トップ100にも入れないとは悔しいですね。
良い宿題をいただきました。来年またリベンジしたいと思います。